プロローグ



それは、銀河の果てで見つけた恋だった

 











「なあ、おだんご。運命って信じるか?」
突然の俺の問いに、彼女はきょとんとしている。
「人間は、誰でも、たった一人決められた運命の相手がいるんだってさ」








「セーヤは勘違いしてるんだよ。あの子に、プリンセスを重ねてるだけなんだよ!」
「違うっ!」
「違わないね!!」
思わず夜天に掴みかかりそうになるのを、大気が俺を押さえ込んで阻止した。
ならばせめてと、視線で射殺せそうなほどに睨んだ俺は、夜天の瞳を見て驚いた。
彼はとても寂しそうな―― そして悲痛な色をその瞳に宿していたから。
「なんでだよ…僕らは三人だけで、プリンセスを探すためだけにこんなところまで来たっていうのに…なんでセーヤはあんな子に構うのさ」













「星野くんって、ほんっとにうさぎちゃんが好きなのね」

「 好きになったってしょうがないのに。あの子にはちゃんとしたプリンスも、未来も、なにもかもが揃っているのに、あんたが入る隙間なんて無いのよ」

「プリンセスは俺の…俺たちのせいで死んでしまった…俺たちさえしっかり護ってさえいれば…俺たちがプリンセスの前に現れなければ…」

「どうしたらいいかだと?自分のことすらわからない人間に、僕は優しくするつもりはない。そんなに自分を許せないなら、お前も死んでお前達のプリンセスの後を追うか?」

「諦めちゃダメだよ。月が輝いている限り、この世界は消えたりしないから。諦めない限り、無限のパワーをあたえてくれるから。」










叶わないと知っている。

叶えてはいけないということを知っている。

だけど、抑えきれない想いがあることも知ってしまった。












「あたしたち、また、会えるよね?」








ありがとう

お前に会えてよかった








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